こんにちは、ネットショップの運営代行事務所、ユナイテッドワークスです。楽天やyahooショッピング、自社サイトなどの運営代行をメインにサービスを展開しています。
ここ数日で日本の感染者数は大幅に減り、一気にコロナのニュースも見なくなりました。
日本は1億人を超える人口に対して死者数の少なさについては奇跡だと海外でも称賛されているようです。
行政、解決に向けて尽力された医療関係者や、自粛に耐えた企業、一人ひとりの個々の力ではないでしょうか。
この危機に際して、改めて日本人で良かったな~と思って生きております。
とはいえ、2次の感染爆発の可能性が高いと首相も言われているので気をつけて行動していきたいと思います。
前置きが長くなりましたが、先月末にRMSにとんでもないニュースが流れてきました。
楽天、楽天海外やめるってよ
いや、腰ぬかしました。
3回ぐらい画面更新してみましたが、やっぱり本当みたいです。
楽天が海外向けに展開していた「Rakuten Global Market」が2020年6月29日をもって終了するとのこです。
数年前は楽天カンファレンスで三木谷さんも「これからは海外じゃあああ!」と息巻いて店子に参加するように呼び掛けていたのが嘘のよう。
辞めちゃうんですね。しかも終わるまで2カ月しかないって(笑)
店子の契約期間は1年契約なのだから、普通に考えて重要な施策なら1年ぐらいのスパンを取らないとおかしいのではないでしょうか( ;∀;)
コメント欄に書いているお店さんもいらっしゃいましたが、Rakuten Global Marketがあるから楽天に出店を決めたお店もあるわけで。。
今まで楽天販売にリソースを割いて力を入れていた企業はすべて努力がパーになるということです。
シャレにならない話だと思います。
さらに言えば、Rakuten Global Marketを使っていたお客さんのポイントなんかはどうなるの?という疑問もあります。
せっかくポイント貯めて楽しんでいる海外の方もいたとは思うのですが。
楽天が楽天海外やめる理由は?
こちらについては予想で書きますが、そもそもうまくいってなかったと思います。
更に過去にはもっと手広くやっていて、ヨーロッパやシンガポールなどに現地法人を作り、拠点を持ってそこでマーケティングをしていたのですが、数年前に撤退しています。
それ以降は海外のドメインでサイトの運営を続けてきていましたが、鳴かず飛ばずが続いていたようです。
正直システムが微妙すぎるといいますか、しっかりと海外販売に取り組んで作りこんでいる店舗もあれば、その店舗だけだとあまりに商品数が足りないので、市場に商品数を増やしたい楽天は海外は片手間作業の店舗の商品もたくさん出品しており、商品によっては説明文もほとんどが自動翻訳、画像に埋め込まれている文字は日本語、自動翻訳で違う意味の言葉になっているなどひどい出来の商品が混在している市場でした。
こんなサイトでは海外の人の心をつかむのは難しいと思います。
また、楽天式のなが~いLPも海外の方には理解が難しかったかもしれません。
英吾圏でのAmazonや中華圏でのアリババにはとても太刀打ちができないという状況だったのだと思います。
事実上、越境では完全に敗北した撤退といえるでしょう。
ちなみに、FCバルセロナ、バスケットチームなどのスポンサーになって知名度アップを図りましたがこれからどうするんでしょうね。。
契約切れたらやめるのかな。
ほかにPRするサービスはあるのでしょうか。
また、現在の楽天に余裕がないというのが最大の原因だと思います。
やはり楽天モバイルではないでしょうか。
1年間タダという大胆な施策を打ち出しておきながらいまだに契約者数は満足に集まっていないと思われます。
その証拠に自前のカバーエリア以外のauの回線エリアについての月間容量を2GBから5GBに急遽増やすなど対応に追われています。
ただ、このパートナーエリアと呼ばれる回線の使用料金はすべて楽天が負担する形となるので経営的にかなり苦しい状況が続くと思われます。
どの時点で収支のバランスが逆転する計算なのかわかりませんが、楽天モバイルがこのままだとかなりヤバイのではないでしょうか。
行き当たりばったり?ガバナンスの不安を感じる唐突な方針決定
つい数か月前にももめていた送料無料ラインの統一の時もそうですが、本当に企業としてのガバナンスは機能しているのだろうかと思わざるを得ない唐突さです。
そう思う理由の一つとしてRMSのこのサポートニュースのQ&Aには、
今後海外向けに販売ができないのか?という問いに対し、
日本の楽天市場からは販売できますよ~という旨が書いています。
しかしその際の手数料だとか決まりはこれから検討して発表しますということが書かれています。
そこ決まってないの?と正直愕然としますね。。2カ月後に終わるのに?
果たして経営陣がしっかりと話し合って、会社の中で周知され、対応が吟味された方針なのかと疑いたくなります。
さいごに
ちょっとあまりの唐突さに愚痴っぽい内容になってしまったのですが、正直越境ECは難しい。
GMOさんも海外向けASPサービス(Jugem Cart)をかつてされていましたが、数年で撤退されていたり、yahooやWowma,ポンパレもアリババなど中国企業と組んで、なんて取り組みもされていますが結局撤退したり、対した成果がでていないのが現実です。言葉の壁、文化の壁は大きいですし、もはや英語圏のamazon、中華圏のアリババの土俵に上がって勝つというのは不可能なのではないかと思います。
楽天さんもポイントバラまいたりスポンサーになったりがんばっていたのですが。越境ECからの撤退は本当に残念です。
いよいよ日本の市場のみを食い合う形となった楽天市場ですが、既にアマゾンに差を開けられ、今後巻き返すことができるのか。。
がんばって欲しい、いつも楽天で買い物してささやかながら応援しています。がんばって。
結局なにが言いたいかをまとめると、楽天が大好きで応援はしているけど、もうちょっと通知の仕方を考えようねっていう話しでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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